世界一辛い!海を渡った青年 りょう君のジョロキア
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単身バングラに渡った日本人 竹内僚
自己紹介

氏名: 竹内僚
生年月日: 1979年10月14日生まれ
星座: てんびん座
趣味: 旅・柔道・空手・登山・ダイビング・狩猟・自給自足・読書
学歴: 立教高校卒業
法政大学経済学部商業学科中退
City University Dhaka 卒業
職歴: 2007年バングラデシュで農産事業始める
2008年七海交易を立ち上げ事業を行う
著書: バングラデシュ唐辛子紀行 2013年
会話重視!ベンガリを話そう 2008年
単語帳 ベンガリを覚えよう 2010年
バングラ人もびっくり!超簡単ベンガル語学習 2011年


理念


生産秘話 〜悪霊の実と闘う男の物語〜

世界一辛い唐辛子の加工には痛みを伴う。
どれくらい痛いかを表現するのは困難なことだが、敢えて言えば、熱湯の中に浸かっている状態と想像して頂きたい。
氷がないと悶絶するほどの痛みを感じる。
過去、手を冷凍庫に入れ、指が凍傷になりかけながら寝たこともある。
痛みはひどい時で 15 時間続き、 3 人の医者に助けを求めたが解決策はないという。

一度皮膚に触れたカプサイシンはいくら洗っても洗い流せない。
痛みが激しいときには、従業員それぞれが独自の方法を以て痛みを消す努力をする。
ある者は塩で手を塗す、またある者はレモンの汁を患部にかける。
その他、ココナッツオイルを塗りたくる、柱を叩いて痛みを分散させる、熱湯を入れたグラスを患部にあてるなどが行われている。
医学的根拠はどうであれ、本人が痛みの軽減に成功したと感じられればそれに越したことはない。

  最も痛い作業は、乾燥した唐辛子を粉砕する時に訪れる。
気温 40 度の中、長袖シャツに上下カッパを着、ゴム長靴に帽子、ゴーグル、二重マスクで全身を覆う。
30 分の作業で水を浴びたように汗が噴き出し、体重は 2kg 減る。

 時には痛み止めを飲み、全身にはあせものクリームを塗りたくる。
汗が噴き出しているところを、痛みと痒みのために肌を擦ってしまうために、あせもとは無縁になれない。
鼻水は 1 日に 50cc 、くしゃみは 100 回、咳は 200 回、シャワーは 1 日 5回 浴びる。

2009 年は住宅地の中に工場を置き、近隣の住民から脅迫や苦情を多々受けた。
粉砕機から漏れた粉末が子供の喉に入り死にかけたと、母親集団が猛抗議に来たこともある。
2010 年からは人里離れた村の奥地に工場を建て、周辺住民に被害が及ばないように注意している。

 カプサイシン 100 %の物質は劇物として扱われ、
ジョロキアには約 6 %の濃度のカプサイシンが含まれる。
インドではジョロキアを使った催涙弾が治安維持軍によって開発され話題になっている。
当社はまさに、催涙スプレーを撒いたかのような工場の中で作業しているのである。
「つらい」と「からい」は、同じ「辛い」という漢字だ。
世界一辛 ( から ) い唐辛子を加工するのには、世界一辛 ( つら ) い作業が伴うのである。

農家や従業員とは、信頼関係が一番大事である。
とにかく必死でバングラ語を勉強した。
毎日一人一人に声を掛け、理想の関係を築き上げる。
それが品質に反映する。
皆が日本向け製品であることを意識し、私の為に必死になってくれ、
厳しいルールと環境の下で作り上げる。

粒の一つ一つに魂を込めました。

こうして完成したのが当商品、「海を渡った青年 りょう君のジョロキア」だ。

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